リフォーム会社を株式譲渡した事例の概要
| Sellサイド(譲り渡す側) | Buyサイド(譲り受ける側) | |
|---|---|---|
| 業種 | リフォーム会社 | ハウスメーカー |
| 売上 | 約3億円 | 約60億円 |
| オーナー年齢 | 60代 | 40代 |
| 主目的 | 後継者不在の為 | 対象エリアへの新規参入の為 |
Q1. 譲渡を考えたきっかけは何でしょうか?
どんなきっかけがあって、譲渡を考え始めましたか?
子どもが跡を継がないと決まったときですね。ちょうどその頃、私自身も体調を崩してしまって…。それで“会社の今後”とか“自分の人生”について考える時間が一気に増えたんです。
人生を逆算するようになった、という感じですか?
そうなんです。負債を返済するスケジュールと、その時の自分の年齢をイメージしたときに、“時間的余裕はあまりないな”と実感しました。だからこそ、できるだけ早いタイミングで譲り受けてくれる企業を見つけたいと思ったんです。自分自身も新しい挑戦をしてみたい気持ちが強くなって、M&Aへの期待がどんどん大きくなりましたね。
Q2:M&Aを進める上で不安はありましたか?
実際に進めるにあたって、不安はありましたか?
もちろんありました。実はそれまで2回チャレンジして、どちらもうまくいってなかったんです。しかも負債も少なくなかったので、“今回もダメなんじゃないか”って。
確かに、何度も不安の言葉を口にされていたのを覚えています。
でも、今回は譲受企業サイドの“買収したい理由”と、うちの“会社の強み”がすごく合致していたんです。だから不安はありつつも、“これは期待できるかも”って思えました。デリバティブの問題もあったんですが、それでも営業ノウハウや顧客データベースを高く評価してもらえて。やり取りを重ねるうちに、“これはベストな資本提携になるな”と確信できました。正直、もしこれも破談になっていたら…精神的にかなりきつかったと思いますね(笑)。
Q3:譲渡が完了した当時の率直なご感想を教えて下さい
譲渡が完了したとき、率直にはどんなお気持ちでしたか?
契約書にサインした瞬間は、ホッとした気持ちと寂しい気持ち、両方でしたね。あれから1年弱経ちますが、やっぱり託してよかったと思っています。
それはどんなところで感じますか?
「顧問としてノウハウを共有する場をいただいていますし、親会社となった譲受企業の社長や社員のみなさんも頼りにしてくれる。それが嬉しいし、やりがいもあります。それに何より自由な時間が増えて、モノづくりに集中できるようになったことが大きいですね。借入返済というプレッシャーから解放されたのも、本当にありがたいです。
経営者から解放され、新しい時間が生まれたわけですね。
はい。顧問契約はあと少しで終わりますが、これからは新しい挑戦に集中していきたいです。好きなことに挑戦できる今だからこそ、自分なりに価値のあるものを生み出していきたいと思っています。

インタビューに答えてくれた50代オーナー夫婦
買い手側の理解があって、同じリフォームの仕事を個人単位で続けています。顧問契約は満了しましたが、会社との関係性は今もよく、一緒に仕事をしたりしています。リフォームの仕事は一つひとつが異なるので、やっぱり飽きないですね。