雑貨ブランドを事業譲渡した事例の概要
| Sellサイド(譲り渡す側) | Buyサイド(譲り受ける側) | |
|---|---|---|
| 業種 | アパレル(製造・卸・小売) | 個人(会社新設) |
| 売上 | 約1億円 | 0円 |
| オーナー年齢 | 30代 | 30代 |
| 主目的 | 事業の集中と選択の為 | 新規参入の為 |
Q1. 譲渡を考えたきっかけは何でしょうか?
まず、譲渡を考えたきっかけを教えていただけますか?
一番の理由は、洋服のOEM事業に集中したかったからなんです。もともとそのために会社を立ち上げたんですが、新しく始めた雑貨事業もお客様や百貨店、ショッピングモールから評価いただけるようになって。気づけば、2つの事業をどう育てるか悩む毎日でした。
2つの事業がそれぞれ伸びてきたわけですね。
そうなんです。小さな会社なのでリソースも限られています。雑貨事業の成長を考えたときに、“専任で取り組む人に任せたほうがもっと伸びるんじゃないか”と思えたんです。それで譲渡を決めました。譲渡で得た資金をOEM事業に投資できる点も、決断を後押ししましたね。
Q2:M&Aを進める上で不安はありましたか?
M&Aを進めることを決めた後、不安に感じたことはありましたか?
意外と大きな不安はなかったんです。進捗をこまめに共有していただけたので安心できましたし。驚いたのは、譲り受けを希望された方が“個人”だったことくらいですね。
すこし驚かれてましたよね。抵抗感はなかったですか?
最初はちょっと驚きましたけど、実際に面談すると動機も明確で、違和感はなかったです。事業計画もしっかり持っていて、それぞれの得意分野も雑貨事業にフィットしていたので、“この方々に託せばきっと成長するな”とイメージできました。なにより、僕らが大事にしてきた雑貨事業のコンセプトや可能性に共感してくださっていたことが、本当に嬉しかったですね。
Q3:譲渡が完了した当時の率直なご感想を教えて下さい
譲渡の最終契約が締結された後、率直にどんな気持ちでしたか?
“信頼できる仲間が新しくできた”という感情を抱きました。もちろん会社からは離れましたけど、引き継ぎ期間はサポートしていますし、ノウハウやネットワークもすべて共有しています。ただ、過去の考えを押し付けないように気をつけています。
譲渡後も前向きに関わっていらっしゃるんですね。
はい。僕らのOEM事業も、譲り受けていただいた雑貨事業も、どんどん成長していければ嬉しいです。あと今回“譲渡する側”を経験して、逆に“譲り受ける側”にも興味が出てきました。M&Aって経営の手法のひとつなんだと実感したので、今後はさらにアンテナを高くして取り組んでいきたいですね。

インタビューに答えてくれた30代オーナー
動き始めてから約4ヶ月くらいで成約しましたので、すごく短く感じました。黒字のうちに事業譲渡を完了できたからこそ、新たなチャレンジに投資することができましたし、買い手側として案件をチェックするようになっています。