No.5 飲食チェーンを事業譲渡した60代オーナー事例

店舗中心の生活から、仲間と楽しむ暮らしへ。 ライフスタイルを変える決断をしました。

  • Before

    飲食チェーン経営

  • After

    休みがとれる日常生活

  • 立場・行動 : 売却・譲渡する

  • ご利用サービス : M&A仲介サービス

  • 動機 : 後継者不在の為

  • 作成日

  • 更新日

インタビューした人
吉川

一代で数十店舗を展開した後、徐々に店舗の集中と選択をされていった譲渡オーナー様の事例です。私が学生の頃、実は何度も通っていたお店だったのですが、終活を検討されているとお聞きして紹介いただいた方にお願いしてアポイントをいただきました。あまりM&Aのことは考えられてはいなかったのですが、初回の打ち合わせをさせていただいてから、半年間余りで最終契約に至った事例です。 そんな譲渡オーナー様がM&Aをなぜ実施するに至ったのか、M&Aに不安はなかったのか、譲渡後の暮らしはどうなのか、いくつかヒアリングをさせていただきました。

  • インタビュー日時 2019/9/5

  • 追加更新日 2025/5/1

目次読了目安時間 : 約2分

飲食事業を事業譲渡した事例の概要

Sellサイド(譲り渡す側) Buyサイド(譲り受ける側)
業種 飲食店 飲食事業(会社新設)
売上 約3億円 0円
オーナー年齢 60代 40代
主目的 後継者不在の為 新規参入の為

Q1. 譲渡を考えたきっかけは何でしょうか?

そもそも、譲渡を考え始めたのはどういう理由からですか?

正直、最初はM&Aなんて全く考えていませんでした。後継者もいないので、“あと数年やってキレイに畳もうかな”くらいに思っていたんです。

M&Aを選択しない未来もあったということですか?

そうなんです。吉川さんが来られて、「いま会社を譲り渡すといくらくらいになるか」だけまずは聞いてみようと思って、顧問税理士を紹介したんですが…暫定の評価額を見たときは驚きましたね。店舗を5店舗に縮小していたのに、こんな金額になるのか、と。

企業価値評価をみて、かなり気持ちが動きましたか?

はい。抱えていた負債を返していく時間や、20年かけて育ててきたブランドや従業員のことを考えると、“今が決断のタイミングだな”と。採用も厳しくなってきていたので、株でいう“利益確定売り”みたいな感覚でしたね。

Q2:M&Aを進める上で不安はありましたか?

進めていく中で、不安はありませんでしたか?

大きな不安はなかったですが、“どんな方が譲り受けてくれるのか”には興味がありました。というのも、過去に悪い業者に利用されて負債を抱えた経験があったので。

当時お話いただいた件ですね。たしかに、かなりあくどい印象でした。

そうですね。ただ今回は、育ててきたブランドをしっかり評価してくださったのが好印象でしたし、双方が安心できる“事業譲渡”という形をご提案いただいたので、とんとん拍子で進みました。従業員の雇用も守られる条件でしたし、先方は同じ業態での成功実績がある方だったので、譲渡後の不安もほとんどなかったですね。20年来一緒に歩んできた税理士との顧問契約も継続いただけたので、それも安心材料でした。

Q3:譲渡が完了した当時の率直なご感想を教えて下さい

実際に譲渡が完了したとき、どんなお気持ちでしたか?

得られた対価で負債も返せて、“一区切りついたな”とホッとしましたね。ずっと店舗中心の生活だったんですが、今は仲間とゴルフをしたり、趣味のドライブを楽しんだり、自由に過ごせています。

生活スタイルが大きく変わったんですよね!

そうなんです。譲渡から1年以上たちますが、実はいま仲間と食品の新しい開発計画も進めているんです。これまでの商品とはまったく違うんですが、“こんな食品があったら流行るんじゃないか”と知恵を出し合いながら、純粋に開発を楽しんでいます。経営者としての責務からは解放されましたが、全然ヒマにはなっていません(笑)。これからの人生も、思い切り楽しんでいきたいですね。

インタビューに答えてくれた60代オーナー

休日にゆっくりする暮らしを謳歌しています(笑)。遊びだけでなく、複数の友人と食品開発したり、時間を有意義に使う生活が続いています。

この記事を監修した担当者

株式会社Buyside Bank 代表取締役
M&Aアドバイザー

吉川 翔

1984年 大阪府堺市生まれ。㈱リクルートに新卒入社。求人広告の営業、組織コンサルタント、EC事業の営業組織マネジャーなどを歴任。2016年に大手上場M&A仲介会社に転職。M&Aアドバイザーとして在籍1年半の間に11件の成約をサポート。M&Aの実行支援フェーズだけでなく、「経営者が意思決定を行うタイミングからサポートしたい」と考え、2018年5月に㈱Buyside Bank創業。「気軽にM&Aのことを聞いてもらえて、M&A以外の選択肢を含めて相談できる存在になること」を目指す。年間およそ100人以上の経営者と面談し、創業から2025年4月までの7年間でM&Aアドバイザーとして約40件のM&A成約を支援する。

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