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CASES

No.4 アパレルOEM会社の株式譲渡

コロナを機に会社と人生の計画を見つめ直し、 3年後にむけて、譲り渡す決断をしました。

(インタビュアー:吉川(写真右) 2021年5月インタビュー実施)

「コロナを機に事業成長計画と人生計画を見つめ直し、株式譲渡を決断された譲渡オーナー様の事例です。決断されてから約4ヶ月で成約に至るという、異例のスピードで合意がなされました。M&Aから1年が経とうとし、売上や利益は昨年よりも向上されています。現在も顧問として引き継ぎをされる中、改めてM&Aについて振返って頂きました」
M&A概要
譲渡企業
業種アパレル(製造・卸)
売上数億円
オーナーの年齢50代
譲渡の主目的事業成長と自身のライフシフトの為
譲受企業
業種着物販売、他
売上約50億円
オーナーの年齢40代
譲受の主目的新規参入の為

Q1:譲渡を考えたきっかけは何でしょうか?

コロナが国内で流行し、緊急事態宣言が発令されたあたりですね。弊社は幸いにも、コロナ禍の中でも業績は好調だったのですが、「いつ、何が起きるか分からない」ということを痛感し、会社のこれからと自身の今後の生き方について深く考えるようになりました。会社については、いまはOEMを中心に事業を展開しているものの、いずれは自社ブランドを創業し、発展させていきたいという目標を掲げていました。一方、自身としては、オセアニア地域で若い頃に暮らした体験が忘れられず、まだ元気なうちに海外との多拠点生活を実現したいという想いは変わらずに秘めていました。自社ブランドの創業と、新しいライフスタイルの確立、その両方を実現する方法はないかと考えたときに、事業の想いを託せる会社に譲り渡しをすることを本気で検討するようになり、そのタイミングでお二人を友人からたまたま紹介いただきました。

Q2:M&Aを進める上で不安はありましたか?

「自社ブランドを育てる、という方針を引き受けてくださるお相手が見つかるのか」、そこだけは不安に感じていました。M&Aのプロセスについては、とくに不安は感じなかったですね。会社のことや私の想いを親身に聞いてくれましたし、進捗についてもよく連絡を取り合っていました。評価書や事業概要書など作成された資料についても納得感がありましたので、専門的なところはプロにお任せしようと決めていました。何社か候補をあたる中で、この会社にお願いしようと思えたのは面談のときですね。最終的に譲り受けて下さる企業の経営者とお会いしたとき、「従業員が働きやすい会社をつくるのが、経営者の仕事」と何気なくおっしゃられて、直観的にこの人に託せそうと想い、話を進めることになりました。経営に関する価値観だけでなく、自社ブランド化計画に共感して頂けたこともポイントでした。

Q3:譲渡が完了した当時の率直なご感想を教えて下さい

意外と平静な心持ちで調印の場に向かったことを覚えています。株主ではなくなりますが、引き継ぎを含めて3年間は顧問として関わることも決まっていましたし、縁が切れるというわけではありませんでしたから。感傷に浸るというよりは、「これからは経営者ではない。新たな経営スタイルに慣れ、両社にとって良くなるように貢献しなくては」と、むしろ、気持ちを新たに引き締めていたと思います。
M&Aからおおよそ1年が経ち、幸いにも業績は上り調子です。現在も職場に出勤していますが、以前よりも社員の皆に権限移譲し、私が答えを出さないことを意識するようになりました。そのほうが社員の成長にもつながりますし、ひいては会社の成長にもつながると感じています。顧問としては残り2年近くが残っていますが、引き続き会社に貢献しつつ、60代の新たなチャレンジに向けた準備も着々と進めていきたいと思います。
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